リーガル・レバレッジ

リーガル・レバレッジ

企業法務スタッフが自分の市場価値を上げようと模索する日々を綴ります。

BLJ 2017年12月号

 

Business Law Journal(ビジネスロージャーナル) 2017年 12 月号 [雑誌]

Business Law Journal(ビジネスロージャーナル) 2017年 12 月号 [雑誌]

 

 

サボってしまった定期購読書籍のレビューシリーズ。ちょっと忙しくなるとすぐ止まってしまう悪い癖が...とウジウジしててもしょうがないのでささっと書きます。前向きに行きましょう。

 

1.法務部門CLOSE UP

 特集対象は住友商事さんの法務部。(コンプラ含めて)50人オーバーが在籍されているということですが、一人に慣れると想像もつかない規模感です笑

 社費での米国ロースクール留学はもちろんですが、定期的に外資や大規模事務所の外部弁護士が出向してきてくれるというのは大変羨ましい。抜群に優秀な人と一緒に仕事すると最初は自分の至らなさに哀しみを覚えるばかりですが、時間が経てばとても効率よくノウハウやスキルを吸収していけます。自分の経験上一番伸びやすいスキル向上/教育方法という所感ですので、部下が伸びないという不満を抱える人は一緒に働いているはずの自分の振る舞いを見直した方が...ゴホゴホ 話が逸れました。

 このコーナーに対するちょっとした不満なのですが、紙面の関係や攻めるような場ではないということを踏まえても記事内容がちょっと表面的過ぎるのかなあと。「法務全体のパフォーマンスを最適化したい」みたいな抽象的なコメントが多く、課題や解決策が参考にしにくいですね。毎回楽しみにしているコーナーなので充実に期待したいところです!

 

2.不正・不祥事対応の最新実務

 ①不正・不祥事実務対応の「現実的な」手引き②外部専門家を活用したフォレンジック調査の実務③不正を行った従業員に対する処分と責任追及のポイント、不正・不祥事発覚後の社外対応の勘所、の4本立て。

 個人的に一番気に入ったのは①。いざトラブルに直面したら、当たり前だろうと思っていることが全然できなかったり思いつかなかったりするもので。その点大枠や概要、基本的なNG事項がまとまっているこの記事はとても便利だと思います。

 BLJの実務解説シリーズは全般がコンパクトで使いやすい内容になってるのが嬉しいですね。

 

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不正発生時のスケジュール表。しょっちゅう対応することがない案件だと、こういうスケジュール感が掴める物はとても重宝します。

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NG対応例。当たり前のことだけど当たり前にできるのかというのがポイント。

 

3.Q&A 法務相談の現場から

 他社から特許権侵害訴訟が届いた際の初動対応、がテーマ。最近のトレンドテーマですね。

 警告書が届いたときに大事なのは「時間稼ぎ」という、ちょっとびっくりな内容。もちろん適当に書かれているわけではなく、なぜ大事なのかが具体的に説明されておりなるほどという感じです。反撃するための準備に時間が必要で、ではどうやって時間を稼ぐかという時間稼ぎの3つの方法も紹介されています。実務家ならではの観点なので見習いたいところです。

 警告書によくある「●月●日を目途にご回答を」という一文が入っていたとして、じゃあそれまでに対応しなきゃいけないの?どうしたらいいの?って悩ましいところですよね。

 

以上、BLJ12月号の紹介でした。

読むと何かしらの収穫があるのが良いですねー

 

Business Law Journal(ビジネスロージャーナル) 2017年 12 月号 [雑誌]

Business Law Journal(ビジネスロージャーナル) 2017年 12 月号 [雑誌]