リーガル・レバレッジ

リーガル・レバレッジ

コンサルに転身した元企業法務パーソンが、自分の市場価値を上げようと模索する日々を綴ります。

どくしょかんそうぶろぐのかきかた

読書感想文を書く男の子のイラスト

 

「影響力の武器」という本を読んでます。コンサルが読んでおくべき本とは、みたいなうさんくさいまとめに掲載されてたことで知った本でした。

要約すると「人の行動パターン・思考パターンを利用して物を売る実例」という内容です。あらやっぱりうさんくさい。

 

お値段それなりな上にハードカバーで分厚い(そして電子書籍もない!)ので購入をためらっていたのですが意を決してゲット。そしたらこれがまた大当たりで。8月にして早くも今年のベスト読書本濃厚なくらい気に入ってます。

 

「返報性の原理」や「コミットメントと一貫性」あたりは感覚で分かってましたが、その原理が作られている理由やより効果的な活用法が説得的に書かれているのが特徴的です。なぜ人は与えられると与えたくなるのでしょう?一貫した人物だと思われたいという気持ちはどのような場面でより顕著に発現するのでしょう?といった具合。

最近分かってきたことですが、私は知らなかったこと、知ってはいるけど感覚レベルでしか分かっていないことを言語化してくれるものが好きみたいですね。本にせよツイートにせよ。

 

そんな流れで読書そのものについて少し考えたことを書きます。読書や読書の感想にまつわる論点的なものを整理したかったので、良い本と出合った今が良い機会だなということで。論点というほど大層なものじゃないけどねー

 

読んだ本のことをブログに書くべきか

結論から言うと絶対に書くべきです。前職の退職が決まってから色々と読み漁りこれは良いなと思う本にも出合いました。ただ悲しいことに、2か月ほど経った今思い返そうとすると何が書いてあったか以前に何を読んだかの記憶すら曖昧です。

読み返そうにも何を読み返せばいいやら...という時点で思考がストップするのは痛いですね。そんなことにならないようブログを読書リスト代わりに使うべき、というのを最近痛感しています。

 

情報は発信するものに集まるの副次的効果もあります。与えよさすれば与えられんというやつ...あっこれって返報性の原理だ!(登場のさせかたが白々しいのは自覚してるけど言いたい)

 

読んだ本すべてブログに書くべきか

良いものを選別、すなわち読んで「これは整理しておきたい・また読みたい」と思った本に限定すべきです。イマイチだと思った本なんてどうせ頭に残らないし、読み返さないんだから記録するメリットが薄いです(必要性不充足)。

また、次に読む本が列をなして待っている、場合によってはその列が縦になって積まれていることが通常である我々に余計な書評を書いている時間はありません(相当性不充足)。

 

今回読んだ「影響力の武器」なんかだと1章ごとにブログが書けそうで、これは書いておきたいなーというモチベが溢れてます。今後ブログに書くのはヒット本に限定してイマイチだったのはツイッター程度に止めることに決めました。

読んで感じたことがないのに無理やり書こうとするからハードルが上がって、結果ブログの更新が滞るということに繋がるんだよね。学校の読書感想文と変わらないのはヨクナイ。

 

 何を書けばいいのだろうか

めっちゃ大事なポイント。「見ている人に役立つ内容」という縛りを捨てましょう。要するに自分が思ったこと・書き留めておきたいことをそのまま書くだけでOKです。有料で配信しているものならいざ知らず、無料のブログに「人のため」なんて要素は必要ありません。

 

ブログを始めるときに「手軽なもの何かな~?そや、読書感想文や!」というのは誰もが通る道かと思いますが、思いのほか読書感想文って書くのが難しい。ただでさえ難しいものに「人の役に立つ」なんて抽象的な縛りを掛け合わせればあっという間に難易度が青天井に。

そんな余計なことを考えて筆を止め、結果世に出ることなく消えていったエントリーには成仏してくれ以外にコメントがありません。悲しい。

 

現にこのエントリーはサクサク書いてます。人の役に立つ気なんてそんなになく、自分の読書論整理と備忘用メモだという意識があるからなんですよね。役に立つかどうかなんて読み手が決めることです。気にしてもしゃあない。 

おわりに

一言でまとめると「いっぱい書こう、その代わり書くハードルを下げよう」という内容でした。何にでも当てはまる法則ですね。

 

やっと新職場にも慣れてきて余裕も出てきたし、新PCも届いて環境も整ったのでサクサク更新していきたいと思います。読書感想文以外にも書ききれてない転職エントリーとかあるので頑張ります! 

 

(一貫性の法則は外部に表明させることでより拘束力を伴う、の部分を体現しました。)