リーガル・レバレッジ

リーガル・レバレッジ

コンサルに転身した元企業法務パーソンが、自分の市場価値を上げようと模索する日々を綴ります。

法務をやめて11ヶ月が経ちました

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タイトルに合わせて「11」のフリー画像を探していたらサラーの画像が見つかりました。

そろそろゴールデンウィークが開けて毎年楽しみなCL決勝の時期、6月になります。6月といえば、そう。

みなさんご存知の私が法務を辞めて転職した月です。

 

(知らんわ!というリアクションで正解)

 

有休使えば入社日にたどり着くので実質1年なのですが、実現していないのに変わりはないので正確に申告します。転職して11ヶ月が経ちました。

 

「えらい中途半端なところで書いたな」と思われるでしょうが、まあそんなことは気にしない。ちょうど一年記念はそれはそれで書きたいことあるでしょうし。

ということで転職してからの約一年をつらつら振り返ります。

 

どんな1年だったか

転職してからの1年を1文字で表すとすると、やはり「我慢」でしょうか。1文字になってない。やり直して「」とします。

その心は...って説明要らないか。

 

ポジティブなこととネガティブなこと、どちらが多かったかと言われるとネガティブなことの方が多かったです。

 

元法務としてのバリューみたいなものは全くと言ってよいぐらい出ませんでした。法務チックな持ち味出せるとは元から思ってなかったのでそれは問題無いのですが。ダメだったのはそれ以外の部分。

いかんせん周りのレベルも求められるレベルも高く、自分の作ったアウトプットがなんとお粗末なことか。

 

コンサルなので主なアウトプットはスライドになるわけですが、パワーポイントの使い慣れで片付けられない差がありました。 

 

コンサルにおいて大事なことは何か。今なら真っ先に「分析」だと答えます。

全てのプロジェクトは分析から始まるものであり、スライドはその分析結果をわかりやすく視覚化するものだからです。スライドが下手のほとんどの原因は分析が下手で間違いありません。個人の感想です。

 

法務時代でも分析はしていましたが、分析の対象が変われば求められるスキルは変わります。法的な分析とビジネスの分析は違うのです。同じに思えるけど違いはやってみれば感じるところでしょう。

前から感じていたところですが、法務時代とのアウトプットの違いに苦しめられたといったところでしょうか。

 

なお余談ですが

法的な分析はビジネスの分析と違うものの、会計的な分析はビジネスに近いものがあるなという実感です。

 

コンサルへの転職数が


会計士>弁護士


なのはこのあたりが原因なのかな、のと思いました。弁護士がビジネスに疎いとdisってるわけではないですよ念のため。

 

転職で得られたもの

辛いことばかりならやめればいいのですが、なんやかんやで身についた収穫もあって簡単にはやめると決断できない私です。

収穫の一例として


 

 

事例の分析、分解、図式(視覚)化してスライド作成。正直上手い人に比べると全然足りないのですが、一年前の自分では間違いなく作れなかったアウトプットです。

 

複雑な案件を視覚化してポイントを見つける、財務情報から経営やビジネスの情報を読み取る。

まさに自分が伸ばしたかったスキルで、優秀な人に囲まれてスキルを伸ばせている最中な実感があります。さすがに今やめるのはもったいないなと。

 

その他、Excelの使い方グラフの作り方スライドの作成テクニックなどなどのスキルも含めて。最近ピボットテーブルを操れるようになりました。

多少細かい枝葉の話になってしまいますが伸びている実感あるのは嬉しい。

 

やりたいこととやるべきことは違いますよね。辞めたいときはあるけども辞めるべきではないのでもうちょい頑張ろうかなと。

読者の皆さんも、電車でお腹が痛くなったときに「この場で出してしまおう」と思わずに「次の駅まで頑張ろう」と思うでしょう?

そんなもんですよ。

今後どうしようか

とりあえず1年を目標にしてきたので、次の目標をどうしようかは手探り中です。勤続1年未満でなければ転職もできるし心揺さぶられるオファーもあったりして嬉しい話です。本当に。

 

モチベーションが続くためには「短期」で「結果」を出すことが大事というのがわかったので、もう少しだけ頑張ってみる予定。

粘るとか我慢強さに縁遠い私ですが、今やめてしまうと結局何も成し遂げられていなくて流石にそれはちょっと。駄目だったら駄目だったでその時考えればいいや、とも思いますし。

 

やる気があるのかないのか。

自分で自分がよくわかりませんが、もうちょい踏ん張ります。