司法試験撤退からの挽回について書くよ

合格できなかった&司法試験の撤退を決めた人にだけ向けた記事。合格した人は弁護士の方がお役立ちエントリー書いてらっしゃるのでそちらにどうぞ。

司法試験の合格発表から4日経ちました。土曜日ですが何にも楽しめないですよね。この時点で切り替わってるならメンタル強いなあと思います。

打ち込んだ時間は違うにせよ、打ちひしがれる気持ちや何をするにも気力が出ない状態はよく分かります。とはいえ、覆水は盆に帰りませんし、こぼれたミルクのことを嘆いていても仕方がありません。就活に向けて動き出すべきです。

世間では売り手市場がささやかれていますが、新卒レベルの若手やある程度仕事が回せる経験者にニーズが高まっているだけです。20代後半職歴なしが厳しいのは間違いない事実。ゆえにまず動き出すことが大切です。
怪我人ならまずは血を止める必要があるように、沈んだキャリアを立て直すことか最優先になります。

ただでさえ不合格で気持ちが落ちているところに厳しい就活が待っているなんてやる気出ないですよね。気持ちが出ないあなたに火をつける話を書きます。

司法試験撤退が決まってから取れるサクセスストーリーは

①企業に入って活躍する

②働きながら勉強を続けて予備にチャレンジ

③起業

の3つが考えられます。

どのルートを取るにせよ社会人経験は必要です。①②はもちろん、準備なく③も相当ハードル高いです。

(できる人はいるでしょうが、ビジネスの経験なく起業できる人は完全にレアケース)

先にも書きましたが、人材市場において経験者へのニーズは高まるばかりです。一度社会人を経験してしまえばどのルートでも取れるようになります。

人生において一番大事なことをは選択肢を増やすことです。1年でも2年でもいいので、まずは「社会人経験あり」を肩書きに追加しましょう

挽回できるルートが見えても厳しい就活を前にすると動けない方も多いかと。20代後半職歴なしの就活が難しいものになるのは間違いありませんが、難しいといっても氷河期や震災後よりは圧倒的に楽です。というのも

①市場自体が売り手有利

どこも採用にめちゃくちゃ苦労してます。待遇上げても規模やブランドが足りないと応募全然来ないなんてザラにあります。

②法務はもっと売り手市場

Greenなどで転職サイト覗いてると分かります。法務の求人はまあ埋まりません。半年以上前に掲載されてる求人がまだ残ってるなーなんてのがいっぱいあります。
今ほど採用市場が加熱していなかった2年前に採用側にいましたが、採用側の感覚としても一致します。まず応募が来ないんですよね。

③ロー卒の需要は高い

「学部卒よりロー卒がいいな」と考えている企業、結構あります。学部卒だと若くて魅力だけど、それよりリーガルの素養や勉強量に関して期待できるロー卒の方が良いよねというロジックです。超大企業は自前で育てたがるので新卒重視ですが、ちょっと規模を落とすとロー卒重視の傾向が強まります。

また、法務は管理系職種なので人件費に関しても予算がシビアに設定されがちです。合格者は待遇面でマッチしないものの、ロー卒生であれば予算の範囲で取れるし法学の素養もあるしで優先的に。この時期だと新卒の就活生と闘わなくていい（競争相手が減る）のもメリットです。

※待遇のくだりは買い叩かれているようで不快かと思いますが、最初はそんなものです。２～３年後に見返してやりましょう

④反してローの入学者は減っている

ざっくり考えると

司法試験受験者数−合格者数−来年も受験する人数＝ロー卒就活生

です。

大元の数である司法試験の受験者数が減りに減っています。ロー卒生の供給量が減るのは間違いありません。

供給量が少ない＝ライバルが少ない売り手市場です。勝てる市場で戦うというのは本当に大事なことで、TOEIC高得点や学部/ロー時代に目立った経歴がなくても十分に獲得対象に入ることができます。

採用してた俺がいうんだから間違いない(はず)です。

定量データはありませんが、①や④は探せば出てくるのでリサーチしてみてください。その他も法務担当者や採用側の意見を聞いてもらえれば大まかに一致するはず。

おまけに、現役コンサルタントが受験者の推移をベースに作成した司法試験の必勝攻略法です。

しょうもない。我ながらほんまにしょうもない。

以上です！

就活に向けた質問あったらコメントDMリプライなんでもどーぞ。匿名処理してブログでお返事させてもらいます。

あと、Twitterには司法試験撤退から就職して、今現在楽しく幸せに野心的に働いている方が一杯います。ぜひ参考に！

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